中国企業、メモリー工場建設に1兆円以上投資=韓国ネット「サムスンとのチキンゲームになる」「中国はもう安い労働力の供給場所ではなくなった」

Record China    2015年11月10日(火) 8時12分

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7日、韓国・朝鮮日報は、中国国営の半導体企業が約1兆1700億円もの巨資を投じ、メモリー半導体工場を建設すると伝えた。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。資料写真。

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2015年11月7日、韓国・朝鮮日報は、中国国営の半導体企業が11兆ウォン(約1兆1700億円)もの巨資を投じ、メモリー半導体工場を建設すると伝えた。

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中国の半導体企業・清華ユニグループ(Tsinghua Unigroup)は6日、600億元(約1兆1700億円)をメモリー半導体工場設立に投資し、半導体企業の買収合併(M&A)にも162億1000万元(約3100億円)を投資するなど、800億元(約1兆5500億円)に達する投資計画を発表した。

清華ユニグループは、中国清華大学が設立した清華ホールディングスの子会社で、事実上、中国政府が運営する国営企業だ。韓国半導体業界は、中国が企業買収によって迂回(うかい)的にメモリー分野に進出すると予想してきた。実際に7月には、世界3位のメモリーメーカーである米マイクロン・テクノロジー社の買収を試みたが失敗に終わった経緯がある。10月には清華ユニグループが筆頭株主となるハードディスクメーカーのウエスタン・デジタルが、米国のNAND型フラッシュメーカー・サンディスクを買収し、メモリー半導体市場に迂回進入を試みた。そして、わずか1カ月後に直接、大規模なメモリー工場を作ると明らかにした。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「まだそんなに心配する必要はない。新しい技術が軌道に乗るには何年も必要だ」

「生産ラインはロボットか?」

サムスンとのチキンゲームになるな。価格が下がるので歓迎する」

「すでに中国が工場を自国内に作ると決定した状況では、韓国が取るべき最善の戦略は、生産性競争の優位性をもとに、現状以上に生産設備を拡充して、供給量を大幅に増やすことだ。そうなれば、販売単価が大暴落するだろうが、まさにそのような状況を作り、競合他社を打ち負かすのがよいだろう」

「中国は半導体産業台頭のために、水面下の準備を綿密に行っていると思う。半導体は最終的に金の戦いであるため、国営企業の中国が勝つのは確かだ」

「サムスンもどうなるか分からなくなってきた」

「今のサムスンには、特に主力商品もなく、半導体加工業者として生き残るしかなさそうだ」

「中国が半導体を自給自足するようになった瞬間、サムスンとSKハイニックスの営業利益の半分は吹き飛ぶと考えるのが妥当だろう。中国は、地球の生産と消費の多くを占める大国だ」

「サムスンが中国に半導体工場を作った時点で予想されていたことが現実になっただけだ。技術を盗まれたんだ」

「もう中国は安い労働者の供給場所ではなくなったということだ」(翻訳・編集/三田)

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