牛肉消費量が拡大する中国、豪から牛150頭が生きたままボーイング747で到着―米メディア

Record China    2015年11月11日(水) 20時20分

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10日、米ブルームバーグはこのほど、「牛肉消費量が拡大する中国へ、オーストラリアから生きたままの牛150頭がボーイング747で到着した」と報じた。資料写真。

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2015年11月10日、中国・参考消息によると、9日付の米ブルームバーグは「牛肉消費量が拡大する中国へ、オーストラリアから生きたままの牛150頭がボーイング747で到着した」と報じた。

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もしあなたが旅客機のエコノミークラスの乗客で、狭い機内で長時間のフライトに疲れ、CAを呼んでもなかなか相手をしてもらえなかったとしよう。そんな時は、オーストラリアのメルボルンから先月20日、中国内陸部の重慶へ向かったボーイング747の乗客を思い出してほしい。その乗客とは150頭の牛だ。

彼らの行き先は「と畜場」だ。豪から生きたままの牛が中国の中部地方に空輸されたのは今回が初めてとなる。

オランダの銀行ラボバンク・グループは、中国の牛肉消費量が2025年までに年間220万トン規模に拡大すると予測している。これはラージサイズのハンバーグ190億食分に相当する。中国市場での牛肉価格は10年から5倍高騰し、今年6月時点で1キログラム当たり10ドル(約1200円)と、世界最高水準となっている。豪現地の価格との比較では2倍以上の高値だ。

メルボルンのある顧問会社の関係者は「巨大なビジネスチャンスがそこにある。中国市場は成長のストーリーだ」と話す。

中国人の食生活は近年、大きな変革期にある。中国人が最も好んで食べる肉と言えば、この数世紀決まって豚肉だった。だが都市化が進み、中間層が増えるにつれ、かつて「金持ちが食べる肉」だった牛肉を取り巻く状況は変化している。(翻訳・編集/柳川)

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