2015年11月10日、中国メディアの中国経済週刊は、中国はなぜ良い便座を作ることができないのかについて分析する記事を掲載した。

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中国は高速鉄道や深海潜水艇、月面着陸する月探査機を作ることができるのに、外国人が爆買いするような便座を作ることができない理由について、中華人民共和国人力資源・社会保障部の湯涛（タン・タオ）副部長は、人材育成に問題があると指摘し、「軍工業のような特殊な業界では多くのプロ職人がいるが、伝統的な業界には高いレベルの技師や職人が少ない」と語った。

この記事が中国版ツイッター・微博（ウェイボー）で伝えられると、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。

「根本的な原因は知的財産権と信用の欠如にあるんだろうが」

「知的財産権が保護されているだろうか？苦労して発明したものが次の日にはパクられて、大々的に市場に出回るのに」

「便座も中国が代理生産しているものですけどね」

「日本の便座は中国製なのに、中国は便座も作れないとはよく言ったものだ」

「便座だけではなく、ミルクも肉まんもまともに作れない。心が廃れているからちゃんと作れないんだ」

「高速鉄道や深海潜水艇、月探査は指導者の業績だから厳しくなる。庶民の生活と関係があるものは誰も気にかけないんだよ」

「深海潜水艇や月探査機は政府のメンツに関わるから適当に作れるわけがない。でも便座や食品安全の問題は庶民の生活に関わることだからどうでもいいのだ」（翻訳・編集/山中）