2015年11月13日、韓国の朴槿恵（パク・クネ）大統領が慰安婦問題について発言、「安倍晋三首相が過去の傷を慰め癒やすことのできる『決断』を下すべきだ」とし、日本への問題解決を改めて求めた。韓国・聯合ニュースが報じた。

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朴大統領は報道通信社8社の共同インタビューに応じ、「慰安婦問題を認めることなくこのまま引きずっていくことは、世界的な心情にそぐわない。早い時期に目に見える進展があることを期待する」と述べた。慰安婦問題をめぐっては、朴大統領が先月「年内妥結」を目指す立場を表明、今月2日の日韓首脳会談では「早期妥結」のため両国が協議を加速することで合意しているが、大統領が安倍首相に対し「決断」という強い表現を使って早期解決を求めたのは初めて。

また朴大統領は、「慰安婦被害者の問題は単純に日韓両国間の問題ではなく普遍的な女性の人権に関わる問題」とし、「この問題が一日も早く解決されなければ、日本政府にも多大な歴史的負担となり、日本の将来の世代にも大きな荷を負わせることになる」と指摘した。

これについて、韓国のネットユーザーから多くのコメントが寄せられているが、朴大統領の発言に同調する声は少ない。

「ずうずうしさは世界一だね。先頭に立って国論を分裂させている大統領が外国相手に声を上げたって、誰も聞いてくれないよ」

「『歴史を誤って学び、魂が正常でなくなった』大統領のお言葉ですね」

「大統領がやっていることは国民の心情にそぐわないから、早く決断して」

「情けない」

「首脳会談で言うべきだったのに…なぜ会談したんだろう？」

「安倍首相に直接言わなきゃ」

「内輪では大きなことを言っても、いざ面と向かうと何も言えない…」

「あなたのお父さんが補償金を受け取ったはずでは？最近は大統領のせいで恥ずかしくてたまらない」

「何度も催促してるとこをみると、何かに追われてるみたいだね。任期中にあれもこれもやったと業績を作りたいのかな」

「歴史教科書の国定化問題を引きずっていくことも、世界的な心情とそぐわない」

「朴大統領、経済問題にも決断を」

「ただのマスコミ用の発言だ」（翻訳・編集/和氣）