2015年11月12日、韓国・ニューシスによると、日本政府がソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像の撤去を要求していることについて、韓国政府が「本末転倒だ」と批判した。

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韓国外交部の趙俊赫（チョ・ジュンヒョク）報道官は同日の定例会見で、「『結者解之（結び目は結んだ人が解くべきだ）』の観点から、日本が先に、被害者らが受け入れ、韓国国民や国際社会が納得できる解決策を提示しなければならない」と強調した。また、日本政府が慰安婦像の撤去を要求していることについて、「像は民間レベルで自発的に設置したもので、政府は関与できない」とした上で、「日本の要求は本末転倒だ」と批判した。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「その通り。慰安婦像は協議対象じゃない」

「政府が建てたものなら撤去してもいいということ？」

「日本政府は慰安婦像の撤去を要求し、韓国政府は慰安婦被害者らへの財政支援を中断しようとしている。慰安婦協議は一体どこに向かって進んでいるの？」

「韓国政府の言葉は信じられない。日本との協議内容を録音して配布してほしい」

「撤去するなんてとんでもない。国連本部や世界各国の大使館前、ニューヨーク、パリなど、至る所に慰安婦像を設置するべきだ」

「像を撤去してしまったら、1カ月も経たないうちに人々は慰安婦被害者らの存在を忘れてしまう」

「政府のせいではないと日本に一生懸命説明しているようにしか見えない」

「日本の要求を全て断っていたら、永遠に慰安婦問題を解決することができない。日本政府も困っているだろう」

「撤去すべきだ。ベトナムの韓国大使館前に慰安婦像を設置されたらどう思う？」

「朴正煕（パク・チョンヒ）政府が賠償金をもらったとなぜ言えない？被害者らを苦しめているのは韓国政府だ」（翻訳・編集/堂本）