ロッテ創業者の長男が日本ロッテHD社長らを提訴、「兄弟の争い」に変化?=韓国ネット「兄弟が手を結んで」「韓国ロッテは改名して生まれ変わろう」

Record China    2015年11月13日(金) 11時8分

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12日、ロッテホールディングス前副会長の辛東主氏が、同HD社長と日本のロッテなどグループ4社を相手取り損害賠償請求訴訟を起こしたと発表した。写真はソウルにあるロッテワールドモール。

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2015年11月12日、ロッテホールディングス(HD)創業者の長男で同HD前副会長の辛東主(シン・ドンジュ)氏が東京都内で会見を開き、同HDの佃孝之社長と日本のロッテ、ロッテ商事、ロッテ物産、ロッテ不動産のグループ4社を相手取り損害賠償請求訴訟を起こしたと発表した。韓国・アジア経済などが伝えた。

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佃氏をはじめ取締役らがグループ創業者の辛格浩(シン・ギョクホ)総括会長に対し虚偽の報告を行い、東主氏をHD副会長のほか系列26社の取締役の職から追いやったとしている。グループの経営権をめぐる争いは、東主氏と、弟で韓国ロッテグループ会長を務める辛東彬(シン・ドンビン)氏の間の「兄弟争い」として報じられてきたが、むしろ佃氏ら日本の経営陣に紛争を引き起こした責任を問い、経営を正常化する狙いがあるものとみられる。

一方、総括会長の格浩氏も、今年7月に代表権を不当に剥奪され、会長職を解任されたとしてロッテHDに損害賠償請求訴訟を起こしている。

ここ数カ月続くロッテの「お家騒動」、兄弟の攻防は韓国ではたびたび速報で伝えられ、同グループの国籍をめぐる論争まで巻き起こったが、ここへ来て、韓国のネットユーザーから寄せられたコメントからは、風向きの微妙な変化も感じられる。

「辛東彬会長、日本のロッテは東主氏に渡して、韓国ロッテは改名し、韓国企業として新たに生まれ変わるのがいいと思う」

「やっぱり佃氏が元凶だったのか」

「日本の役員たちにはあきれるね」

「東主さん、奪われた物を必ず取り返して」

「こうなったら、東彬氏は執着を捨てて東主氏と手を結ぶべきだ。佃氏を辞めさせて、自分の能力をもっと生かした方がいい。東彬氏の経営者としての能力は認める」

「東主氏の発言は99%以上正しいと思う。事実上、東彬氏は株式の持ち分もなく、日本人の良いように行動しているだけだ」

「東彬氏が早くお兄さんに謝って、兄弟の力を合わせるべき。お兄さんの職を取り上げるなんて、正しいことじゃない。仲良くやってほしい」

「東彬氏のロッテは、永遠に日本人の手から逃れられない」

「以前はロッテシネマにも行ったし、(ロッテの菓子)ペペロも買っていたけど、日本企業だと気付いて買わなくなった。僕だけがやっても、ロッテはびくともしないだろうけどね」(翻訳・編集/和氣)

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