韓国の国定教科書執筆陣、公募は17人止まり、名前も未公開=韓国ネット「結局、国の思うままの内容になる」「著者も不明な教科書、誰が信じる?」

Record China    2015年11月25日(水) 8時3分

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23日、韓国・ニュース1によると、国定歴史教科書執筆陣の中で公募により決まった人員がかなり少ないことが分かった。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。写真は韓国京畿道水原市にある李氏朝鮮時代の城塞遺跡・華城。

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2015年11月23日、韓国・ニュース1によると、国定歴史教科書執筆陣の中で公募により決まった人員が、全体の半分以下に留まっていることが分かった。

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国史編纂委員会(国編)は23日、国定歴史教科書執筆陣を47人で構成したことを明らかにした。26人が中学校歴史、21人が高校韓国史の担当となっている。最終的に確定した執筆陣47人のうち公募で選定した執筆陣は17人だった。これに対し、国が直接招聘した執筆陣は30人となっており、公募25人、招聘11人という当初の構想とは大きく異なった構成となっている。

国編は別途の記者会見などは行わず、報道資料で「執筆陣名簿の公開時期と方法は執筆陣と議論して決める」としただけで、現在のところ執筆陣の公開も未定だ。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「30人の招聘(しょうへい)執筆者の中に、17人の公募執筆者が入っても、結局国の思うままの内容になってしまうじゃないか」

「誇らしい国定教科書を執筆するのに、なぜ執筆者が非公開なんだ?ぜひ名簿を公開してくれ」

「作者不詳の教科書の内容を誰が信じる」

「著者名の公開を拒むということは、恥じることをしていると自ら認めているようなものだ」

「国定教科書なんて、独裁政権が行うのが一般的なのに、なぜ韓国でそれを?それに自ら進んで執筆したいと思う人も少なそうだし…」

「執筆陣の構成内容を見ても思うが、そこまでして国定教科書を作る必要があるのか?本当に独裁政権で見られる風景だな」

「歴史に関することは、歴史学者と国民の判断に任せるべきだ。いずれにしても、歴史に関することを政権が担ってはいけない。政権の考えに合うように歴史を塗り替えるという疑いを受けざるを得ない。学者もそのことを理解しているから公募執筆者が少なかったのだ」

朴槿恵(パク・クネ)大統領、『透明』な国定教科書の執筆はどこに行った?執筆者からしてすでに不透明ではないか」(翻訳・編集/三田)

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