2015年11月18日、韓国の警察庁は国内に不法に滞在していたインドネシア国籍の男を国際テロ組織「アルヌスラ」に従ったとの容疑で検挙したことを明らかにした。韓国・ニューシスなどが伝えた。

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警察庁によると、「アルヌスラ」は、「イスラム国」（IS）の指導者バグダディの指示により11年にシリア国内で設立された組織。独自勢力となった13年以降、反政府テロ活動を繰り返しており、メンバーは1万人を超えると推定されている。

今回検挙された男は、07年に偽造パスポートを使って韓国に入国した後、SNSを通じ「アルヌスラ」を支持する活動を行った疑いが持たれている。今年4月にはソウル・北漢山で「アルヌスラ」の旗を振る動画を撮影、先月には同じくソウルの観光地・景福宮で「アルヌスラ」のロゴの付いた帽子をかぶり写真を撮影、これらをSNSで公開していた。

一方、韓国国家情報院は18日、テロ危険人物との疑いで強制出国措置が取られた外国人が10年以降で48人に上ったと発表、またISを公に支持する韓国人が10人いることを明らかにした。

この報道に韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「今、韓国にいる人の中にも、テロ組織に反対しないとの信念を持つ人が相当数いる。政府は徹底してこういう人たちを管理してほしい」

「韓国は外国人の管理がいいかげん過ぎる」

「10人もがIS支持を表明しているなんて。ISが何かもよく分かっていない人たちだろう」

「違法な武器所持を取り締まるにしても、この人口じゃ徹底は無理。重要施設だけ検問強化しても、市民は安心できないよ。国や軍、警察が強力な対テロ規制を発表して対応すべき」

「韓国は自由民主主義国家だ。イスラムやナチス、金日成（キム・イルソン）など、力ある者が自分の正当性を国民に押し付けることには絶対に反対」

「本当に心配。韓国はフランスと違うから、テロに遭っても報復どころか世論が混乱するだけだろうな。大統領も口だけ対応なのが目に見えている」

「こんな不安の中で暮らしていたら火病にかかりそう」

「こんな状況で難民を受け入れるのはどうかと思う」（翻訳・編集/吉金）