2015年12月10日、韓国・聯合ニュースによると、北朝鮮の金正恩（キム・ジョンウン）第1書記が、平壌の「平川革命事績地」を視察した際に水素爆弾の保有に言及したことについて、韓国情報当局が「北朝鮮は水素爆弾製造技術を保有していない」との見解を明らかにした。

韓国情報当局の関係者は同日、「北朝鮮が水素爆弾を開発したとの情報はない」と明らかにした。また、「核弾頭の小型化にも成功していない北朝鮮が水素爆弾の製造技術を保有しているはずがない」と説明した上で、「金第1書記の発言は修辞的な意味合いが強い」との考えを示した。

これに先立ち、北朝鮮の朝鮮中央通信は、金第1書記が「平川革命事績地」を視察した際に、「わが祖国は強大な核保有国になった。水素爆弾の爆音をとどろかせることができる」などと発言したと伝えた。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「韓国情報当局が北朝鮮のすべてを把握しているとは思えない」

「情報当局は『北朝鮮が核を持てるはずがない』と言い続けてきたが、結局は保有していた。今回もある日突然、『水素爆弾保有は本当だった！』と騒ぎだすのだろう」

「どんどん開発してくれ。南北統一後、その爆弾は韓国のものになる」

「本当に水素爆弾を持っているのなら、ISを攻撃するとか、良い目的で使ってほしい」

「核を開発する技術があれば、水素爆弾も簡単に作れるだろう。北朝鮮はすでに韓国の能力を超えている」

「水素爆弾を保有していないという証拠はあるのか？北朝鮮の核基地に先制攻撃を仕掛けるべきだ。そうでなければ、韓国は一瞬で吹き飛ばされる」

「なぜ金正恩を捕まえて、国連に告発できないの？」

「日米中に頼ることしかできない韓国より、北朝鮮の方が100倍いい」

「韓国には朴大統領がいる！ある意味、水素爆弾よりも危険だよ」（翻訳・編集/堂本）