韓国で厳しい就職難、工事現場の若手作業員は4割近くが大卒者―韓国メディア

Record China    2015年11月28日(土) 19時40分

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24日、厳しい就職難に見舞われている韓国で、若手建設作業員の4割近くが大学卒業の学歴を持っていることが、政府の調査で明らかになった。資料写真。

2015年11月24日、韓国・聯合ニュースによると、韓国雇用労働部が今年2〜7月に、建設作業員3772人を対象に実施した2015年度アンケート調査の結果から、20〜30歳の若手作業員では30.3%、30〜40歳でも39.6%が大学卒業の学歴を持っていることが明らかになった。環球時報が伝えた。

調査では、労働時間や日当、学歴、居住などに関して詳細な統計データが取られた。平均日当は12万1000ウォン(約1万3000円)だった。口約束の場合は11万6000ウォン(約1万2700円)だが、文書で契約した場合は12万7000ウォン(約1万4000円)となっている。

学歴では、40.5%の大学卒業生が経験3年未満のため日当11万5000ウォン(約1万2600円)となっており、中学卒業の学歴でも経験豊富な作業員の平均日当12万4000ウォン(約1万3600円)に届かない。また、作業員の住宅保有率は40.2%で、全国平均の53.6%を大きく下回るばかりか、低所得層の47.5%にも及ばないことが明らかとなった。

韓国共済会の理事長は、屋外現場の作業員は多くが失業状態にあるとし、手当金や職業訓練など、何らかの形で生活保障を行う必要があると指摘している。(翻訳・編集/岡田)

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