Record China 2015年11月26日(木) 10時35分
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25日、韓国で天才少年として知られているソン・ユグンさんの研究論文に盗作疑惑が持ち上がった。この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。資料写真。
2015年11月25日、韓国・聯合ニュースによると、韓国で天才少年として知られる韓国科学技術連合大学院大学(UST)のソン・ユグン(17)さんのブラックホールに関する研究論文に盗作の疑いがあるとして、同論文を掲載した国際学術誌「天体物理学ジャーナル(Astrophysical Journal・10月5日)」が掲載を撤回した。
天体物理学ジャーナルは、ソンさんとソンさんの指導教授である韓国天文研究院(KASI)のパク・ソクジェ研究委員が共同で執筆した論文のなかで、2002年にパク研究委員が学会で発表した資料(Proceeding)の多くの部分をそのまま使用していながら、引用の事実を明示していないと指摘。掲載撤回を決定した。
パク研究委員は、ネットなどで盗作の疑惑が持ち上がった際、「論文と発表資料には類似する部分があるが、ユグンさんが導き出した偏微分方程式の部分がこの論文の中核で、意味のある学術成果。ジャーナル側もこれを認めた」と話していた。今回の掲載撤回を受け、パク研究委員は「全く予想もしていなかった」とし、「この問題について記者会見で立場を明らかにする」と述べた。
この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。
「初めて学界に投稿した論文が盗作とは…」
「若者を守るべき大人が、若者を食い物にした結果だ」
「いかに韓国の教授陣のレベルが低いかを如実に表している事件だ」
「指導教授が間違っている。ソン・ユグンは正しい道を歩むことを望む」
「今回の疑惑が出た時に、指導教授は絶対に盗作ではないと豪語していたが、見事に盗作判定された。結局、学生が被害を受けることになる」
「ソン・ユグンさんがいくら天才だといっても、まだ20歳にもならない若者だ。しかも他の人とは少し違う道を歩いてきた。周りの大人がしっかりとサポートしなければならない」
「彼がUSTで博士号を受けるという記事を見たときから感じていたが、いくら超天才だと騒がれても、結局、『良い学校』に行ったというだけの話だ。研究者として成功するには、研究の場で成果を出さねばならない。別の良い大学院に移って、最初からやり直す方がいいと思う」(翻訳・編集/三田)
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