北朝鮮もキムチを世界遺産申請、頭を悩ませる国連―英メディア

Record China    2015年11月26日(木) 20時50分

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25日、ユネスコ世界文化遺産に選ばれる候補リストに北朝鮮のキムチが指定された。しかし、国連は韓国と北朝鮮との間で頭を悩ませている。写真はキムチ。

2015年11月25日、BBCによると、来週、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界文化遺産に選ばれる候補リストに北朝鮮キムチが指定された。それ以外にも、アラビアコーヒーなどが候補として挙がっている。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

しかし、ユネスコはすでに韓国のキムジャン(冬にキムチを漬け込む行事)を無形文化遺産として指定しており、韓国と北朝鮮との間で板挟みとなっていることに、国連は頭を悩ませているという。ユネスコは「どちらのキムチもすばらしい」とするが、北朝鮮は「自分たちのキムチこそ世界文化遺産」と期待をあらわにしている。

白菜を漬け込んだキムチは、朝鮮半島では南北を問わず、日々の食卓に欠かせない存在となっており、作り方は地域や家庭ごとに秘訣がある。近年は国際化が進められ、2008年には韓国人宇宙飛行士が国際宇宙ステーション(ISS)に持ち込んだことで話題となった。

なお、ユネスコがキムチを遺産登録したのは、製造方法や独特の食文化についてであり、その味に関してではない。(翻訳・編集/岡田)

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