2015年11月30日、韓国・京郷新聞によると、韓国国民の裁判所に対する信頼度が100点満点中60点にとどまった。韓国最高裁の司法政策研究院が全国の1500人を対象に行ったアンケート調査で明らかになった。

「裁判所をどの程度信頼しますか」の問いに、「まったく信頼しない（1点）」〜「非常に信頼する（5点）」の5段階で回答を求めたところ、平均点数は3．04点、100点満点に換算すると60．8点との結果が出た。内訳では「非常に信頼する」が0．4％、「どちらかと言えば信頼する」が30．0％、「どちらでもない」が最も多く45．4％、「どちらかと言えば信頼しない」「まったく信頼しない」は合わせて24．3％だった。

また、「裁判手続きが公正に行われていると思いますか」の問いへの回答は、平均2．93点、100点満点では58．6点にとどまった。内訳をみると、「極めて公正」「どちらかと言えば公正」の回答が合わせて24．9％だったのに対し、「どちらかと言えば不公正」「極めて不公正」の合計が30．1％と上回った。

これについて、韓国のネットユーザーからは次のようなコメントが寄せられている。

「60点にもなるか？実感では10点くらいだ」

「60点？純粋な人だけ選んで聞いたのかな」

「裁判所には6点すら惜しい」

「僕の信頼度は0．5点以下。韓国では、貧乏人は有罪、金持ちは無罪だ」

「典型的な韓国人の習性として、『どちらでもない』は人目を気にした回答で、内心は否定のはず」

「最高裁がやった国民の意識調査結果も信頼できない。公平でない裁判所が60点だなんて」

「韓国では裁判官が罪を作り出している」

「裁判所なんか解体してしまえ。国民全員参加の裁判をすべきだ」

「裁判官と検事を相手にアンケート調査したのかな」

「韓国で裁判をすると、金持ち、政府、権力が無条件で勝つ。裁判前日、裁判官とゴルフでもすれば判決は決まり。（大韓航空の）ナッツリターン事件の裁判を米国でやるのは、こういう問題を避けるため」（翻訳・編集/吉金）