清華大学が新設した“省エネとエコロジー”の世界最先端のテクノロジービル

Record China    2006年7月8日(土) 5時22分

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中意清華環境省エネビルの外観。

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2006年7月6日、北京清華大学(せいかだいがく)で、「中意清華環境省エネビル」のセレモ二−が行われた。この「中意清華(チョンイーチンフアー)環境省エネビル」[中意とは中国・イタリアの意。]は、清華大学の南東に建っている。自然保護、生態系保全、環境保護、省エネの理念を一体化した新スタイルの科学研究用ビルで、「清華大学環境化学工程学部」が新設したビルである。このビルは、中国科技部とイタリアの国土資源部が共同で建設したものである。イタリアの有名建築デザイナーであるマリオ・クッチネラーが設計を担当したもので、高さ40m、地上10階、地下2階の外観で、敷地面積は2万m2ある。21世紀初頭における、“限りなく自然保全を志向した建築”の地球代表として、人と自然との融合をテーマに、「自然採光」「自然通風」「省エネ」、そして「太陽光発電」といった世界最先端のテクノロジーの“粋”を結集させた建築物である。

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地球環境への負荷を抑えるために、廃熱を循環利用し、“冬は暖房、夏は冷房”という優れた省エネ・エコ機能の空調システムも設けられている。また、太陽光を合理的かつ効果的に利用できるように、ビルの窓ガラスは自動的に角度を変えることができ、1年を通して、室内の温度を一定に保つことができるという。こうした目を見張る建築仕様も特徴の一つである。さまざまな斬新な工夫により、このビルは、同等規模の他の建築物に比べ、約70%のエネルギーを節約できるという。「中意清華環境省エネビル」は、まさに驚くべき“省エネ・エコロジー”ビルである

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