Record China 2015年12月2日(水) 18時7分
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2日、中国北京の深刻な大気汚染に国内外の関心が集まる中、北京の男性が100日間を費やした「ある取り組み」が中国のネットユーザーの間で話題となっている。写真は北京のスモッグ。
2015年12月2日、中国北京の深刻な大気汚染に国内外の関心が集まる中、財経網が1日付で伝えた北京の男性の「ある取り組み」が中国のネットユーザーの間で話題となっている。
男性の取り組みとは工業用の掃除機を使って100日間、北京で発生したスモッグを吸引するというもので、実行に移したのは今年7月下旬。天安門広場や中国中央テレビのビル周辺などさまざまな場所で作業を続け、先月29日に100日目を迎えた。その後、集めたちりを使って1個のレンガを作った。
男性によると、この計画を思い付いたのは北京のPM2.5の値が基準値を超えたと報じられた2013年で、「当時、南方の広東省にいた自分でもひどい衝撃を受けた」と話している。さらに今回の活動については「我々が欲しがれば欲しがるほど、より多くの資源が必要となり、生み出すちりも大量になる」と説明。「地球上の資源が尽きた時、我々もちりとなってしまう」とも訴えている。
北京は先月27日から強烈な大気汚染に見舞われており、教育当局が市内の小学校などに屋外での活動中止を求める事態にもなった。この男性の「スモッグ吸引プロジェクト」に対し、中国のネット上には「レンガを環境局の責任者のところに持って行ってみて」「自分の街でもやってみてほしい。きっと家が建つ」といった意見や、「芸術家っぽい発想だな」「大気汚染物質をこんなふうにリサイクルするとは!」などのコメントが寄せられている。(翻訳・編集/野谷)
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