中国指導者の活発な外遊、今年の外交は首尾良く完了―中国紙

Record China    2015年12月11日(金) 1時21分

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8日、中国の習近平国家主席はこのほど、5日間のアフリカ訪問を終えて北京に戻った。今年の中国外交はこれにより首尾良く完了した。

2015年12月8日、京華時報によると、中国の習近平(シー・ジンピン)国家主席は6日、5日間のアフリカ訪問を終えて北京に戻った。今年の中国外交はこれにより首尾良く完了した。今年は改革の全面的深化の年であり、中国首脳は活発に外遊し、63日間に23の国と地域を訪問し、数百件の経済・貿易契約、数十件の二国間声明、そして数え切れないほどの良いニュースをもたらした。今年の中国外交の新たな成果、特色、ブレークスルーをまとめた。

■二大戦略の沿線が外遊の重点に

2013年9月と10月、中国の習主席は中央アジアと東南アジア諸国を訪問した際、「シルクロード経済ベルト」と「21世紀の海のシルクロード」という重大なイニシアティブを打ち出した。「1ベルト、1ロード」の重要な節目として、今年3月に中国政府は「シルクロード経済ベルトと21世紀の海のシルクロードの共同建設を推進するビジョンと行動」を発表した。

今年の中国指導者の外遊先では、「1ベルト、1ロード」沿線国が自ずと重点となった。習主席が今年初めて訪問した国は揺るがぬ友好国のパキスタンであり、当時メディアは「『1ベルト、1ロード』沿線国との連結、協力を始める旅」と報じた。パキスタン訪問では、中国・パキスタン経済回廊が実行に移されるとともに、その重要な地位が初めて明確にされた。つまり「1ベルト、1ロード」の初の旗艦事業であり、重要な融資支援のプラットフォームであり、「シルクロード基金」の初の対外投資事業であるということだ。

東南アジア諸国は地政的に近いため、古来「海のシルクロード」の重要な要衝だ。習主席は「1ベルト、1ロード」は中国1カ国の独奏ではなく、沿線国の合唱だと指摘した。ベトナムはその代表的な国の1つであり、ベトナムの「両廊一圏」計画と「1ベルト、1ロード」計画は大変重なり合う。先月、習主席はベトナムを訪問。両国は2大戦略の連結について共通認識にいたり、一連の協力文書に調印した。

■影響は全世界に波及

「1ベルト、1ロード」戦略は沿線国に利益をもたらすだけでなく、全世界に影響を及ぼしている。

今年9月、習主席は訪米で「1ベルト、1ロード」に繰り返し言及した。習主席は「中国の発展は国際社会のおかげであり、中国も世界の発展に貢献する必要がある。われわれが『1ベルト、1ロード』の共同建設を推進し、シルクロード基金を設立し、アジアインフラ投資銀行の設立を提言するのは、各国の共同発展を支持することが目的であり、政治勢力範囲を求めてのものではない。『1ベルト、1ロード』は開放・包摂的なものであり、われわれは米国を含む世界各国と国際組織の協力への参加を歓迎する」と指摘した。

今年の外遊で、習主席は「1ベルト、1ロード」は古代シルクロードに源を発するが古代シルクロードに限定されず、地理的に東はアジア太平洋経済圏を牽引し、西は欧州経済圏に接する、アフリカを通り抜け、アジア欧州をつなぐ広大なコミュニティであり、関心を抱く全ての国が参加できることを世界に表明した。「1ベルト、1ロード」協力の発展において、中国は開放的な姿勢だ。(提供/人民網日本語版・翻訳/NA・編集/武藤)

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