韓国の漁村で見た「海女」の未来―中国紙

Record China    2015年12月7日(月) 13時45分

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7日、中国紙・環球時報(電子版)は「韓国の漁村で見た海女の未来:その文化はどこへ向かうのか」と題した記事を掲載した。写真は韓国済州の海女博物館。

2015年12月7日、中国紙・環球時報(電子版)は「韓国の漁村で見た海女の未来:その文化はどこへ向かうのか」と題した記事を掲載した。以下はその概要。

1960年代初頭。韓国の済州島では女性の21%が素潜り漁で生計を立てる海女だった。彼女たちの貢献は島の漁業収入の6割に上っていた。だが、当時2万6000人いた海女は、現在では4000人余りへと急減している。その8割超が60歳以上であり、新しく海女になる人も年に15人程度。このまま推移すると、この職業は20年後には消滅する可能性もある。その背景にあるのが過酷な労働条件だ。済州の海女に広く知られている「あの世で稼いで、この世で使う」ということわざは、漁が非常に危険だということを物語る。

「海女の孤島」だった済州は現在、観光地へと姿を変えた。だが、海女の素潜りが観光商品の一つとみなされることを懸念する声も多い。済州市翰林邑の海女学校には昨年、78人が入学したが、その中には外国出身の生徒も含まれている。2008年の最初の募集時は定員30人をやっと満たすほどだった。だが今では、3倍の競争率を勝ち抜かなければ入学できないほど人気だ。(翻訳・編集/柳川)

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