2015年12月9日、韓国・ニューシスによると、東京の靖国神社で起こった爆発事件の容疑者として韓国人の男が注目されていることを受け、韓国外交部は「日本政府から公式な通知を受けていない」と明らかにした。

韓国外交部の趙俊赫（チョ・ジュンヒョク）報道官は同日の定例記者会見で、靖国神社爆発事件について、「日本政府から調査結果の通知を受けてもおらず、捜査への協力要請もない」とした上で、「政府としても、国内外メディアの報道に留意している」と明らかにした。

先月3日、ある日本メディアが、靖国神社爆発事件に韓国人が関わっている可能性を提起して以降、日韓メディアには関連報道が相次いでいる。8日には、別の日本メディアが「現場近くにある防犯カメラに映っていた韓国人の男が、事件当日に靖国神社を訪れた事実を認めたが、容疑は否認した」などと報じていた。

これについて、韓国のネットユーザーはさまざまなコメントを寄せている。

「待ってばかりいないで、積極的に対応するべきでは？韓国人によるテロ行為なら厳しく処罰するべきだし、日本人の自作自演なら応分の代価を払わせなければ」

「日本メディアは『遺留品にハングルが書かれていた』と伝えているが、韓国で作った爆弾を抱えて入国するなんて可能なの？もし可能なら、日本の空港に問題がある」

「どうしてそんなに弱気なんだ？隠し事でもあるのか？」

「逆の立場だったら、日本政府は黙っていないだろう。韓国外交部は本当に情けない」

「こうしている間にも、韓国の評判はどんどん下がっている。外交部は悠長に構えていないで、積極的に働きかけ、少しでも早く日本から報告を受けるべき」

「日本は慰安婦問題の責任を否定している。たとえ犯人が韓国人だったとしても、責任を取る必要はない」

「日本メディアが韓国人を犯人に仕立て上げようとしている。本当に不快」

「韓国政府も今回の事件について徹底的に捜査をし、日本の陰謀を明らかにしなければならない」（翻訳・編集/堂本）