今年の奨学金は20円?!「奨学金目的の勉強はやめて」と大学が制度改革、学生からは不満の声・社会も関心寄せる―江蘇省蘇州市

Record China    2015年12月14日(月) 22時40分

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9日、北京晨報が報じた中国・蘇州大学が行った奨学金制度改革に社会の関心が集まっている。写真は人民元。

2015年12月9日、北京晨報が報じた中国・蘇州大学が行った奨学金制度改革に社会の関心が集まっている。

同大学はこれまで「学習優秀奨学金1等2000元(約4万円)、人民総合奨学金500元(約1万円)」などを設けてきたが、昨年秋に制度見直しに関する「実施細則」を発表。その際、奨学金の名称変更以上に注目を集めたのが金額で、「栄誉証書を授与する」としただけで金額は設定されず、今年の学生には証書とともに1元(約20円)が渡されたという。

これに対し、学生の間からは「申請条件はクリアしていたが金額のことを考えて今年は申し込まなかった。以前も額は少なかったが一種の励みになっていたのに」「大学2年の時に3000元(約6万円)もらって4カ月分の生活費にすることができた。以前のように戻してほしい」などの声が上がっているが、学校側は奨学金相当分を学生の国際交流事業に充てる方針だ。「奨学金を学業の目的にしてほしくない」との考えもあるようだが、インターネット上には「金額どうこうより証書をもらうことの方が意味がある」「奨学金の取り消しは納得できない。困るのは学生だ」「学生から文句が出るのは当然」「“助学金”に名前を変えて、生活が苦しい学生をサポートしたらいい」などさまざまな意見が寄せられている。(翻訳・編集/野谷

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