Record China 2015年12月11日(金) 5時35分
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10日、中国青年網によると、ある男性がネットショップで秋田犬を購入したが、実際に送られてきたのは土着犬だった。資料写真。
2015年12月10日、中国青年網によると、ある男性がネットショップで秋田犬を購入したが、実際に送られてきたのは土着犬だった。
独身の日(11月11日)のセールには約1兆7600億円を売り上げるなど、中国の消費者にとってネットショッピングはかなり身近なものになりつつある。しかし、そこにはまだトラブルが多いようだ。
犬好きの何(ハー)さんは、数匹の土着犬を飼っていたが、どうしても秋田犬が欲しく、この半年間、各地のペット市場やネットショップなどを探し続けていた。そして、今月初めにようやく、オンラインショッピングサイト・淘宝(タオバオ)で北京のペットショップが秋田犬を販売しているのを発見した。先方と値段交渉した結果、8000元(約15万2000円)が5000元(約9万5000円)にまで下がった。
ペットショップ側は通常のアリペイ(ネット決済システム)ではなく、銀行振り込みでの支払いを求めてきた。何さんは当初、詐欺ではないかと不審に思ったが、ほかのペットショップの取引状況を調べると多くが振り込みによる決済を採用していたため同意。手元に届く前に全額を振り込んだ。
しかし、それからしばらくして届いた犬は、秋田犬ではない普通の土着犬だった。納得できない何さんはすぐにペットショップに電話をかけたが、電話はつながらず。チャット(中国ではビジネスのやり取りにもよく利用される)の返信もなかった。その後ようやく、チャットで電話番号が送られてきたが、その番号にかけると先方はこれまでとは態度を一変させ、「間違えただけ」などと責任逃れの言葉を並べた挙げ句、しばらくするとその電話番号自体がつながらなくなってしまった。
何さんは淘宝のカスタマーセンターに連絡したが、今回の取引が淘宝内のシステム上で行われていないことや、決済もアリペイ(ネット決済システム)を通して行われていないため、確認のしようがないということだった。淘宝は警察からの要請がない限り情報を開示できないため、何さんにまず警察に届け出るよう提案。何さんは現在、警察に被害届を提出して捜査を待っている段階だという。(翻訳・編集/北田)
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