大気汚染で外出控えても意味なし?室内でもPM2.5基準値超える―北京市

Record China    2015年12月14日(月) 12時30分

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13日、深刻なスモッグが発生している北京では多くの人が戸外に出ず、屋内にいるようにしているが、このほど清華大学の行った調査から、屋内でも粒子状物質PM2.5の濃度が基準値を超えていることが分かった。写真は中国の大気汚染。

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2015年12月13日、中国のラジオ局・中央人民広播電台によると、深刻なスモッグが発生している北京では多くの人が戸外に出ず、屋内にいるようにしているが、このほど清華大学の行った調査から、屋内でも粒子状物質PM2.5の濃度が基準値を超えていることが分かった。

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清華大学の電子工程学部と建築環境検測センターなどが合同で立ち上げた研究グループが、2014年11月から15年1月に市内のボランティア407人から11万時間分の屋内データを収集して、その結果を報告書にまとめた。北京市内の屋外平均PM2.5濃度は1立方メートルあたり91.5マイクログラム、屋内は同82.6マイクログラムで、屋内でも基準値を超える「軽度汚染」に該当することが明らかになった。

現代社会では一般に屋内で過ごす時間が長いが、屋内20時間のPM2.5曝露(ばくろ)量は1日の総曝露量の82%、屋外4時間が同18%だとすると、平均屋内PM2.5の吸入量は屋外の4倍に上ることになる。マンションなどでは17階以上の高層階ではやや濃度が低く、低層階〜高層階で一定の差異が見られた。

また、空気清浄機を使用している室内は汚染が大幅に軽減されると報告書は指摘しており、専門家は空気清浄機を身近に置いて使用することをすすめている。(翻訳・編集/岡田)

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