2015年12月14日、大河報によると、中国安徽省馬鞍山市で7日、主婦が突然姿を消すという騒ぎがあった。この騒動を引き起こす原因となったのは、一帯をすっぽりと覆ったスモッグだった。

地元の派出所に女性の捜索を求める電話が入ったのは7日夜7時過ぎのこと。電話の主は女性の夫・夏さんで、学校に通う子どもが帰宅した際、門は施錠されており、その姿は見えなくなっていた。女性は携帯電話を使えなかったため、夏さんは親戚宅に電話で確認してみたり、家の周囲を探したりしてみたが見つからず、やむを得ず110番通報したという。

当日は気温が低く、スモッグも発生。「外に長時間いると命に関わりかねない」と警察がただちに捜索を開始した結果、女性は約2時間後に道沿いの林の中でぐったりとした状態で発見された。女性は警察に対し、「午前中、家事が終わったので親戚の家に遊びに行こうと考えた」「親戚宅は遠いし、スモッグはひどいし、歩いているうちに道に迷って自分の家に帰ることすらできなくなった」と説明している。

これに対し、中国のネット上には「話、盛ってるでしょ？」「いや、自分の同僚でもいつも通る道を間違えた人がいる」「出歩く時はいつも高いビルを目印にしてるけど、今回はダメ。何も見えなかった。こういう天気の日は外出しないに限る」などのコメントが寄せられている。（翻訳・編集/野谷）