2015年12月15日、中国紙・斉魯晩報によると、中国山東省済寧市で金物店を経営する29歳の男が、約半年の間に高級車80台以上を損傷させた容疑で逮捕された。

男は今年6月、飲酒後に車を運転した際、自分を追い抜いたベンツのドライバーに罵声を浴びせられたことに腹を立て、高級車のドライバーに復讐（ふくしゅう）心を抱くようになったという。ベンツ、BMW、ポルシェなどを標的とし、7月には一晩で20台以上の窓ガラスを割るなどした。さらに、車内にあった現金や携帯電話、腕時計も持ち去っており、警察の取り調べに対して容疑を認めている。

この報道に対し、中国のネットユーザーからは「悪いとは分かっているけど、すっきりした気分」と男の行為に理解を示すコメントが出る一方、「度量が狭いな。そんな考えでは永遠に成功できないぞ」「ゆがんでる」「現金を盗むための言い訳だよ」「金持ちを恨む前に、どうして自分が金に困っているのかをよく考えてみることだ」などの呆れ声が上がっている。（翻訳・編集/野谷）