「北朝鮮がスパイ容疑で華僑100人以上逮捕」またもデマ流布か―中国紙

Record China    2015年12月17日(木) 4時50分

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16日、中国紙・環球時報は、「北朝鮮当局がスパイ事件に関連した容疑で在朝華僑100人以上を逮捕した」とする一部報道について、「同様の報道は直近3カ月で2度目だ」とした上で、「デマ流布の可能性が高い」と伝えた。写真は北朝鮮国旗。

2015年12月16日、中国紙・環球時報は、「北朝鮮当局がスパイ事件に関連した容疑で在朝華僑100人以上を逮捕した」とする一部報道について、「同様の報道は直近3カ月で2度目だ」とした上で、「デマ流布の可能性が高い」と伝えた。

「在朝華僑大量逮捕」の情報は、韓国の北朝鮮情報専門サイト、デイリーNKがこのほど、北朝鮮の平安南道の情報筋の話として伝えた。

同様の情報は今年9月にも、韓国の聯合ニュース、ニューシス、KBSテレビ、ニュース1など複数のメディアが、香港の週刊誌「亜洲週刊」の報道を転載する形で伝えていた。

遼寧社会科学院の研究員、呂超(リュー・チャオ)氏は、環球時報の取材に対し、「デイリーNKは、北朝鮮を中傷する目的で、過激で極端な報道が多い」とした上で、「在朝華僑は1万人ほどで、北朝鮮でビジネスをする中国人も少なくなく、中朝間の往来も頻繁だ。100人逮捕という規模は大きく、華僑に対するここまで大規模な行動は起こり得ない」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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