自然保護区に国道?!パンダより希少なモンゴルノウマ5頭が事故死―新疆ウイグル自治区

Record China    2007年11月5日(月) 10時3分

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11月4日、新疆ウイグル自治区の繁殖研究センターは交通事故で負傷したモンゴルノウマが治療の甲斐なく死亡したと発表。交通事故で死んだのは今年に入り5頭目となる。

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2007年11月4日、新疆ウイグル自治区のモンゴルノウマ繁殖研究センターは交通事故で負傷したモンゴルノウマが治療の甲斐なく死亡したと発表した。交通事故で死んだモンゴルノウマは今年に入り5頭目となる。

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モンゴルノウマは唯一現存する野生馬。馬の進化史を調べる上で大変貴重な存在だという。もともと中央アジアに生息しており中国では完全に絶滅してしまったが、イギリス・ドイツなどの動物園で育てられていた18頭を引き取り、1986年に繁殖研究センターを設立、再び野生に返す計画を進めている。現在、世界の生息数は約1300頭とパンダよりも希少だという。

現在、野生に返すために保護放牧地区が設けられているが、その真ん中を国道216号線が走っているため、交通事故の危険性は極めて高い。この貴重な絶滅危惧種はわずかの間に5頭も交通事故死するという異常事態だけに、関係者は対策を迫られている。(翻訳・編集/KT)

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