マレー半島の高速鉄道建設プロジェクト、「最終的には日本と中国の受注獲得争いになる」―マレーシア華字紙

Record China    2015年12月18日(金) 8時50分

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17日、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画をめぐり、環球時報は「地元紙が、最終的には日中による受注競争が起きると予測している」と報じた。写真は新幹線。

2015年12月17日、マレーシアとシンガポールを結ぶ高速鉄道の建設計画をめぐり、環球時報は「地元紙が、最終的には日中による受注競争が起きると予測している」と報じた。

間もなく入札が行われる同プロジェクトは両国首脳が昨年発表したもので、費用は120億ドル(約1兆4700億円)が予測されている。2020年前後の完成を目指し、約330キロの線路を敷設する計画。これにより、現在6〜7時間かかる移動時間が90分に短縮される見通しで、マレーシア政府関係者は14日、中国鉄路総公司を含む複数の海外企業を面談に参加するよう要請していることを明らかにした。

シンガポール華字紙・聯合早報は16日付で、「マレーシアに駐在する中国の外交官が『最良の財務プランを提示する』ことを明らかにした」と紹介。中国はこのプロジェクトへの参加に強烈な意欲を示している。

また、マレーシア華字紙・南洋商報は同日、「争奪戦が激しさを増している」と指摘し、中国側の資金面での強さに言及。一方、今年8月に日本の国土交通大臣がマレーシアを訪れ、日本の技術力を売り込んだことに触れ、同国のナジブ首相が新幹線の安全性を高く評価する発言をしたことも取り上げた。同紙は「最終的には日本と中国による受注獲得争いが繰り広げられる」とし、双方が提示する条件以外に政治的な思惑も選択に影響を及ぼしてくると指摘した。(翻訳・編集/野谷

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