2015年12月16日、世界最大級の旅行サイト・TripAdvisorは2016年の世界各地の旅行業発展動向の報告書を公表し、中国人観光客が世界で最も携帯電話に依存していると発表した。中国新聞網が伝えた。

同報告書は、世界32カ国の観光客およびホテル従事者4万4000人余りを対象に調査を実施。「旅行時に必ず持参するもの」の質問では世界全体で75％の人が携帯電話と答えた。これはちり紙や化粧品といった定番の持ち物を超える割合。同質問で携帯電話と答えた割合が最も高かったのは中国人観光客で、87％に達した。

中国人観光客の41％は、旅行先でのショッピングを想定しトランクを1つ余分に持参すると語っており、2016年も引き続き中国人観光客にとって「ショッピング」が旅行の最大の目的であると思われる。

このほか、世界で家族旅行の需要が拡大すると報告書で予想。2016年は旅行に費やす予算を増やすと回答した中国人のうち、家族サービスのために旅行を計画している人は61％に上り、世界的に中国の家族旅行の需要が拡大するとみられている。（翻訳・編集/内山）