中国、投獄中の記者数で2年連続ワースト1、欧州議会も人権状況に懸念―香港紙

Record China    2015年12月18日(金) 7時0分

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17日、各国の当局により投獄されているジャーナリスト数で中国は2年連続でワースト1となり、欧州議会も報告書で中国の人権状況に懸念を示した。写真は北京。

2015年12月17日、各国の当局により投獄されているジャーナリスト数で中国は2年連続でワースト1となり、欧州議会も報告書で中国の人権状況に懸念を示した。香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストが伝えた。

米ニューヨークに本部を置くジャーナリスト保護委員会(CPJ)が15日発表した最新の報告書によると、言論活動を理由に各国の当局により投獄されているジャーナリストは1日時点で199人に上り、前年の221人から微減した。うち中国が全体の4分の1に相当する49人で最多だった。中国のワースト1は2年連続だ。

CPJの報告書が出された翌16日、欧州議会はこの日採択した「欧州連合(EU)−中国関係報告書」で、中国の人権状況に懸念を表明した。外国の民間団体の活動を制限する「外国非政府組織管理法」(NGO統制法)や政府による情報管理を強化するサイバーセキュリティー法案など、中国政府が治安強化のために進める法整備は結社の自由と言論の自由を制限し、中国国内の欧州企業にも悪影響を与えるとして、欧州連合に対し、中国政府に抗議するよう求めた。(翻訳・編集/柳川)

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