クリスマス禁止の北朝鮮で、モランボン楽団が聖歌風の新曲披露=韓国ネット「哀れだ」「空腹でクリスマスどころじゃないだろう」

Record China    2015年12月25日(金) 11時10分

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25日、クリスマスが一般に知られていない北朝鮮で、「北朝鮮版の少女時代」とも呼ばれるモランボン楽団がクリスマス・キャロル風の新曲を披露したとの報道に、韓国のネットユーザーがさまざまなコメントを寄せている。写真はクリスマスの飾り。

2015年12月25日、韓国・YTNテレビは、「北朝鮮版の少女時代」とも呼ばれるモランボン楽団がクリスマス・キャロル風の新曲を披露したものの、北朝鮮ではクリスマス自体が一般に知られていないと報じた。

ある脱北者が「北朝鮮ではクリスマスという言葉すら知らなかった」と語るように、北朝鮮では宗教活動自体が厳しく禁じられている。宗教行事が開催されても必ず南北共同宣言を行うことが義務付けられるなど、政治的意図が多分に含まれるのが常だ。そんな北朝鮮でこのほど発表されたモランボン楽団の新曲は、澄んだ鐘の音に明るい曲調で「クリスマス風」の演出が随所に施されているが、内容は金正日(キム・ジョンイル)国防委員長を称賛するものだった。

しかし北朝鮮内部には近年少しずつ変化もみられると、YTNは伝えている。当局が外貨獲得のため外国人観光客誘致に積極的に乗り出した影響か、昨年、平壌の店のショーウインドーには小さなクリスマスツリーが登場していた。

この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せている。

「北朝鮮に生まれなかったことだけでも感謝している」

「みんな韓国ドラマを見てるんだから、クリスマスを知らないはずがない」

「クリスマスを禁止しておきながら、自分たちはディズニーランド好きっていうのが笑えるね。恥ずかしくないのかな」

「まるで70年代の雰囲気だ」

「お金をもらっても聴きたくない曲だ。こんな人たちがガールズグループとして売れている北朝鮮が哀れだ」

「こんなことをしてないで、住民にお腹いっぱい食べさせてあげてほしい」

「モランボン楽団も住民もかわいそうに思える」

「空腹でたまらないのにクリスマスどころじゃないだろう」

「これが人の住む所なのか。政治家は北朝鮮も韓国も同じだな」

「鐘の音が入ってるからってクリスマスの歌と言うのはどうかと思う」(翻訳・編集/吉金

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