中国企業が独大手企業を買収、戦略資源を買いあさる中国にEUが懸念―露メディア

Record China    2016年1月20日(水) 6時40分

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18日、対中経済開放を望まない欧州連合は中国による戦略資源買収を懸念している。

2016年1月18日、参考消息網によると、対中経済開放を望まない欧州連合(EU)は中国による戦略資源買収を懸念している。

中国化工集団(ケムチャイナ)は11日、独プラスチック加工機械大手クラウス・マッファイの買収を発表した。買収額は10億ユーロ(約1280億円)で、中国企業による独企業買収額としては史上最多。ケムチャイナは2015年、イタリアのタイヤメーカー「ピレリ」を買収したことでも注目を集めていた。ロシアメディアによると、この動きにEUが懸念を示している。

クラウス・マッファイは1931年に設立された老舗企業。もともとは機関車や戦車の製造を手掛けていた。車両・兵器部門はすでに売却済みとはいえ、ドイツの国防産業に携わっていた重要企業であることに違いはない。

懸念が広がる中、EUは中国の市場経済国認定をさらに引き延ばす姿勢を示している。これまでに何度も議題に上っていたにもかかわらず、さらに数カ月間情報を収集し、今年後半に結論を出す方針だという。(翻訳・編集/増田聡太郎

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