<シリーズ・中国6大湖沼湿地1>黄河三角州に4000ヘクタールの湿地が蘇る―山東省

Record China    2007年11月8日(木) 14時41分

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国家級の自然保護区に指定された山東省の「黄河三角州湿地」では、積極的に生態系の保護が行われている。現在では4000ヘクタール以上の湿地が本来の姿を取り戻した。

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2007年11月5日、山東省東営市の黄河三角州湿地からのレポート。

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中国の地学雑誌で「国内の最も美しい6大沼沢湿地」として選ばれている黄河三角州湿地は、黄河河口の両側に位置する地理的優位性とその独特な生態系により、世界の河口湿地帯でも代表として挙げられる美しさを誇る。

ここは国家級の自然保護区に指定されており、湿地生態系の維持や絶滅に瀕する鳥類の保護に重点が置かれている。積極的に生態系の保護と救済措置をとっているのは、三角州地帯の中心に位置する山東省東営市で、その活動はこの数年で目覚しい効果をあげている。現在では4000ヘクタールあまりの湿地が本来の姿を取り戻し、アシの生息面積は4万ヘクタールにまで広がった。

黄河三角州の湿地総面積は54万ヘクタール、世界の温帯でも最も広く、美しく、若い湿地生態系を持つとされている。北東アジア内陸と環太平洋区域の渡り鳥にとっては重要な中継点となっており、世界でも珍しい品種の鳥類を含めた280種あまりもの鳥類が越冬や繁殖に訪れる。また、ここに生息し、エサを求める鳥は合わせて100万羽を越すと観測されている。(翻訳・編集/愛玉)

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