Record China 2015年12月24日(木) 16時30分
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23日、飛行中だった韓国のLCC機の客室与圧装置が突然故障し、機体が一気に3000メートル下降、恐怖におびえた一部の乗客が失神するなどの騒ぎがあった。写真は済州空港。
2015年12月23日、飛行中だった韓国のLCC機の客室与圧装置が突然故障し、機体が一気に3000メートル下降、恐怖におびえた一部の乗客が失神するなどの騒ぎがあった。韓国・KBSテレビなどが報じた。
乗客150人余りを乗せ、23日午前6時30分にソウル近郊の金浦空港を飛び立ち、済州島・済州空港に向かっていたチェジュ航空機に、離陸後48分ごろ、異常が発生した。客室内の気圧を調整する与圧装置が突然故障し、圧力回復のためパイロットが機体を急降下させたのだ。この間、乗客らは痛む耳を押さえながら酸素マスクを装着したが、客室は子どもの泣き叫ぶ声が響きパニック状態に陥ったという。マスクから酸素が供給されず、慌てて他の席に移る客や、恐怖のあまり失神する乗客も出た。恐怖は済州空港着陸までの20分余りにわたって続いた。
チェジュ航空では4年前にも、客室与圧装置の異常で離陸わずか6分後に機体を急降下させる問題が起こっている。現在、韓国国土交通部が監督官を派遣し原因を調べている。
この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。
「機長がベテランでよかった。たくさんの命を救ってくれたね。チェジュ航空の整備士は機長に感謝すべき」
「韓国のLCCは、価格が安いのではなくサービスが安っぽい格安航空だ」
「パイロットはしっかり対処したね。結局は整備の問題ということか」
「実際に乗ってた人間だけど、インタビューで『もう駄目かと思った』と答えてた人は、ちょっと大げさだと思う。客室乗務員は、機内に何の問題もなくただ高度を下げているから耳が痛くなると、ちゃんと説明してくれてたよ。まあ、後で与圧装置の故障と知って、飛行機に乗るのが怖くなったけど」
「みんな助かったからよかったなんて。これほどの恐怖は、補償に値すると思う」
「飛行距離が短い区間でよかった。太平洋の真ん中だったら、海上にでも非常着陸しなきゃいけないところだったね」
「似たような事例が再発したということは、マニュアルやシステムに問題があるということ。さよなら、チェジュ航空」(翻訳・編集/吉金)
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