2015年12月26日、韓国・ニューシスは、慰安婦問題の早期妥結に向けた日韓外相会談の後、米国政府が声明を発表し問題の最終的終結を図る案を日本政府が検討しているとする日本メディアの報道を伝えた。

日本メディアは「米政府の声明発表を検討しているのは、慰安婦問題について、韓国が蒸し返すことを避けるのが狙い」と説明した。日韓両国政府は外相会談前日の27日にもソウルで外務省の局長級協議を持つなど、慰安婦問題の妥結に向けた調整を行う予定だ。これに先立ち岸田外相は25日、「非常に難しい問題だが、何ができるか、自分としてもぎりぎりの調整を行いたい」と記者団に語っている。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「日本が慰安婦像撤去を主張していること自体、誠意を持っていないことを示している」

「日本はこんなことを考えているのか。すごく傲慢（ごうまん）だ」

「謝罪もしないうちから、問題を終結させることだけを考えている」

「日本のずる賢い策略に踊らされることがないことを切に望む」

「米国は、この問題の終結に何ら関係ない。米国に寄りかかって解決しようなどと考えないでくれ」

「こんなことになっているのも、全て朴正煕（パク・チョンヒ）のせいだ」

「そもそも現在生存している慰安婦被害者の同意のない交渉妥結なんてありえない」

「なぜ米国と関係ある。慰安婦被害者は米国人じゃないぞ」

「ここでなぜ米国が入ってくる？米国世論のための交渉か？日本人は信じられない」（翻訳・編集/三田）