2016年1月10日、韓国・聯合ニュースによると、昨年末の日韓慰安婦問題合意に反対する団体が「慰安婦問題での日韓合意を糾弾する国民大行進」と称し、1時間半近く東京・銀座の通りを練り歩いた。

約200人のデモ隊の先頭には在日特権を許さない市民の会（在特会）前会長の桜井誠氏が立った。参加者は「日本の名誉を取り戻さなければならない」「安倍政権は先祖を侮辱してはならない」などと叫びながら、これまで支持してきた安倍晋三首相を批判した。また、「朝鮮サギと戦う」と書かれたプラカードなどもあり、「反安倍首相」と共に「嫌韓」の主張も見られた。

今回のデモに嫌韓デモでヘイトスピーチを行っていた団体が参加していたことから、この団体に反対する「カウンターデモ隊」も集まり、「人種差別主義者は帰れ」と非難の声を浴びせ、銀座の通りは一時騒然となった。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「安倍（首相）もいろいろと大変そうだな」

「自国のためにしたことなのに、自国民からも非難されている」

「少ない人数にしろ、このような者たちが出てくるということは、日本全体でもある程度の人たちはこのように考えているということだ」

「彼らが主張する『慰安婦問題の日韓合意を糾弾』にも、安倍を非難することにも賛同するが、結局こいつらは嫌韓集団だ」

「実際、これは嫌韓デモだろう」

「もちろん日本全体がこんな状態だとは思わないが、やっぱり気分が悪い」

「日本にはまだこんな愚かな人がいてくれて本当に良かった。韓国が日本よりも進んでいることが実感できる」

「日本も韓国も同じように極右のやつらが問題だな」

「こんなやつらを野放しにしている日本政府は何を考えているんだ」

「私たちは韓国に住んでいる普通の日本人を対象にこんなデモはしない。これが国民性の差、民度の差ということだろう」

「日本がこんな状態なのに、日本を訪れる韓国人観光客が後を絶たないのはどういうことだ？」

「こんな日本の横にいるのはもうこりごりだ。国ごと引っ越したい」（翻訳・編集/三田）