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3日、台湾南部の嘉義県太保市に建設された故宮博物院の分院「故宮南院」で、複数の場所で漏水が確認された。同施設は先月28日にプレオープンしたばかり。資料写真。
2016年1月4日、中国新聞網は台湾・聯合報の報道を引用し、台湾南部の嘉義県太保市に建設された故宮博物院の分院「故宮南院」で、プレオープンからわずか7日目の今月3日に複数の場所で漏水が確認されたと報じた。
故宮南院の建設には15年の歳月と約80億台湾ドル(約287億円)という莫大な費用が投じられており、先月28日にようやく晴れの日を迎えたばかり。3日は降雨に見舞われたが、それほどの雨量ではなかった。漏水を目にした見学者の1人は「大金を使ったのに漏水とは」と工事に対する不満をあらわにしたが、建設責任を持つ当局の関係者は「雨が降ったおかげでどこに問題があるのかを知ることができた」と発言。また、故宮南院の処長は「施設には4000枚のガラスを使ったガラス壁があり、その大きさはばらばら。つなぎ合わせが不十分な個所から雨水が漏れることは避けがたい」としながらも、見学や展示物に影響を及ぼすものではないと説明した。
水漏れ以外にも、施設を訪れた見学者からは駐車スペースやトイレ、休憩用の椅子の少なさに不満を抱く声が上がっている。(翻訳・編集/野谷)
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