北京大、トップアスリート選抜入試に男子サッカー追加=中国ネット「北京大まで習主席のご機嫌取り」「どうせ合格するのは…」

Record China    2016年1月6日(水) 20時10分

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4日、北京大学のトップアスリート選抜入試に今年から男子サッカーが追加されることが分かった。この話題が中国のネット上で盛り上がっている。写真は北京大学の卒業式。

2016年1月4日、中国メディア・新浪によると、北京大学のトップアスリート選抜入試に今年から男子サッカーが追加されることが分かった。

募集要項によると、対象となる種目は、陸上、男女バスケットボール、卓球、エアロビクス、バドミントン、水泳、男子サッカーの8種目。定員は最大40人。今年から男子サッカーが加わった(定員は最大10人)。

男子サッカーの出願条件は、年齢や競技成績に加え、高考(中国で毎年6月に行われる大学入試)でいわゆる「二本大学」(中国の大学ランクで上から2番目に属する大学、北京大学など重点大学は「一本大学」)へ出願可能な点数を得ていることとされている。

中国では、サッカーの熱烈なファンとして知られる習近平(シー・ジンピン)国家主席の強い意向で、小中高校における体育の授業でのサッカー必修化や17年までに全国に2万校の「サッカー学校」の立ち上げなど、国を挙げての取り組みが明らかにされている。

そのため、中国のネット上では「北京大学までが習主席のご機嫌取りか」「サッカーがうまいだけじゃダメ。合格するのはどうせ、政府幹部の息子でしょ」「中国のサッカー選手は数年後、政府幹部の2代目だらけになりそう」「次の指導者がサッカーが嫌いな人物ならどうなってしまうんだ」「大学入試制度をなくせば、中国サッカーは強くなる」などの声が寄せられている。(翻訳・編集/柳川)

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