南沙上陸のフィリピンの若者グループ「中国海警局の船やヘリが周辺を巡視していた」―中国メディア

Record China    2016年1月6日(水) 21時50分

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5日、昨年12月下旬、南シナ海・南沙諸島のフィリピンが実効支配するパグアサ島に上陸した同国の若者グループがこのほど、同島滞在時の写真などを公開し、中国海警局の船やヘリコプターが同島周辺を巡視していたことを明らかにした。写真は中国海警船。

2016年1月5日、中国メディア・環球網によると、昨年12月下旬、南シナ海・スプラトリー(中国名:南沙)諸島のフィリピンが実効支配するパグアサ(同:中業)島に、中国の南シナ海での領有権主張に反対するため上陸したフィリピンの若者グループがこのほど、同島滞在時の写真や映像を公開し、中国海警局の船やヘリコプターが同島周辺を巡視していたことを明らかにした。

若者グループによると、中国のヘリはパグアサ島上空を低空飛行し、低画質の携帯電話でも撮影できるほど近づいた。また46708番の海警船も毎日、同島周辺に出現したという。

フィリピンメディアによると、同国の若者47人は昨年12月26日、パグアサ島に上陸。アキノ大統領は「若者たちの愛国心は認める」と理解を見せた上で、「他の方策で政府の立場を支持すべきだ」とした。

これを受け、中国外交部の陸慷(ルー・カン)報道官は同28日、「中国は中業島を含む南沙諸島に争いようのない主権を有している」とした上で、フィリピンに対し「違法に侵略・占領した中国の島しょから一切の人員と施設を撤去し、地域の平和と安定および中国とフィリピンの関係に不利となることを二度としないよう促す」と強い不満を表明した。(翻訳・編集/柳川)

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