Record China 2016年1月15日(金) 17時50分
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14日、韓国で昨年流行が広がった中東呼吸器症候群の対応について韓国監査院が関連機関の監査結果を発表したが、当時の防疫責任者を除外した職員への懲戒勧告に疑問の声が上がっている。資料写真。
2016年1月14日、韓国で昨年流行が広がった中東呼吸器症候群(MERS)の対応について韓国監査院が関連機関の監査結果を発表したが、当時の防疫責任者を除外した職員への懲戒処分勧告に疑問の声が上がっている。韓国・ノーカットニュースが伝えた。
監査院はこの日、昨年9〜10月にかけ保健福祉部や疾病管理本部など18の関連機関を対象に行った監査結果を明らかにした。これによると、同院はMERSの流行を「保健当局のおろそかな対応による人災」とし、39件の問題点を摘発、懲戒8件、注意13件、通報18件の措置を取った。懲戒を求められたのは16人で、うち12人が疾病管理本部職員、保健福祉部と保健所職員が各2人ずつ。中でも疾病管理本部長に対しては、解任という重い勧告がなされた。
しかし一方で、当時「中央MERS管理対策本部長」を務め、紛れもなく防疫対応のトップにいたはずの文亨杓(ムン・ヒョンピョ)前保健福祉部長官の責任は問われず、発表直後から疑問や批判の声が上がっている。また、当初昨年内とされていた発表が年明けになったことについても、文氏が国民年金公団理事長に任命された昨年12月31日より遅らせる目的だったのでは、との疑惑も出てきた。
昨年、MERSの報道が出るたび、韓国のネットユーザーからは責任者の処分を求める声が繰り返し出ていたが、この記事にもたくさんのコメントが寄せられている。
「朴槿恵(パク・クネ)に気に入られさえすれば、どんな罪を犯しても必ず無罪」
「こうなると思った」
「泥棒を放してあげて、周りの友達だけ罰するのか」
「文前長官も、良心があるなら自分から処罰を受けるべきだ」
「こんなの正常な国と言えるか?セウォル号もMERSも、被害者がいるいのに誰も責任を取らない」
「また船長だけが逃げた。これがヘル朝鮮の伝統になりそうで怖い」
「正義なき政府の恥ずべき一面だ」
「こんなことしたらみんなに嫌われるに決まってるのに、これからどういう顔してやって行くつもりなんだろう?」
「どう理解しようとしても、とてもできない」
「大統領はこの前の国民向け談話で、不正摘発の先頭に立つと言っていたけど…」(翻訳・編集/吉金)
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