2016年1月6日、香港紙・東方日報によると、中国の富豪2世が豪シドニーのランドマークともされる豪邸を購入する。中国紙・参考消息（電子版）が伝えた。

シドニーに豪邸を購入すると報じられたのは、上海の不動産開発会社・昇龍グループ創業者の息子・林尚錦（リン・シャンジン）氏。購入額は5200万豪ドル（約43億円）で、実現すればシドニー市内の不動産取引史上2番目の高額取引になる。

購入すると報じられている建物は、ニューサウスウェールズ州ヴォールクール区クイーンズアベニューに位置する1920年代に建てられた邸宅「ヴィラ・イジェア」。米国の歌手ケイティ・ペリーや、ビヨンセとJay−Z夫妻、アンジェリーナ・ジョリーとブラッド・ピット夫妻など数々の著名人が借りていたことでも知られる。

林尚錦氏は現地中国系開発会社・アクアランドの業務執行取締役を務めている。同社は父・林億（リン・イー）氏の創業した昇龍グループの子会社。2015年フージワーフ中国富豪ランキングでは、林億氏は純資産154億元（約2800億円）で92位。（翻訳・編集/岡田）