イランが中国と関係強化、「一帯一路」構想を支持=習主席の訪問中に高速鉄道・エネルギーなどで契約締結へ―中国メディア

Record China    2016年1月18日(月) 22時30分

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18日、21世紀経済報道は中国国家主席の中東歴訪に関し、中国がイランと高速鉄道やエネルギーに関する契約を結ぶ計画だと報じた。資料写真。

2016年1月18日、21世紀経済報道は習近平(シー・ジンピン)中国国家主席の中東歴訪に関し、中国がイランと高速鉄道やエネルギーに関する契約を結ぶ計画だと報じた。

習主席にとって就任後初となる中東訪問は、今月19日から23日までの日程でサウジアラビア、エジプト、イランを訪れるという内容で、イランには22、23日の2日間滞在する予定。中国に駐在するイラン大使は国際社会のイランに対する制裁解除に言及した上で、中国国家主席の訪問に合わせて両国が戦略的パートナーシップ締結を宣言すると発表、関係のレベルアップに期待感を示した。

同大使はさらに、中国が掲げる「一帯一路」構想をイランが高く評価している点に触れ、習主席の滞在中に同構想への協力に関する忘備録に調印する計画があることも表明。「世界の“十字路”に位置するイランは新シルクロードの陸路と海路をつなぎ合わせ、南北に通じる道を開くことができる」と語った。

同大使によると、今回は「かなりの数」の2国間協力契約が結ばれる見通しで、契約は金融、高速鉄道、自由貿易圏、エネルギーの4分野にわたることが明らかにされた。うち、高速鉄道は首都テヘランと南方のゴムを結ぶというもので、イスファハンまで伸びる全長400キロの一部となる。また、両国にとって最も重要な協力領域となっているエネルギーに関し、同大使は「中国は世界最大のエネルギー輸入国で、天然ガスに対する需要はこの先拡大する」と指摘するとともに、「いかなる形式であれ、中国がわが国の石油ガス、石油化学プロジェクトに参加することを歓迎する」と述べた。

中国当局の統計によると、中国とイランの2014年の貿易額は518億5000万ドル(約6兆800億円)。前年より31.1%の伸びとなり、過去最高を記録した。中国はイランに対して主に工業製品を輸出している。(翻訳・編集/野谷

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