Record China 2016年1月12日(火) 1時10分
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11日、日本が少子高齢化の泥沼に陥って久しいが、若者の間で恋愛や結婚を望まない人が増えており、まさに泣きっ面に蜂状態だ。写真は日本の若者。
2016年1月11日、日本が少子高齢化の泥沼に陥って久しいが、若者の間で恋愛や結婚を望まない人が増えており、まさに泣きっ面に蜂状態だ。専門家は日本社会のこうしたすう勢には、恋愛が面倒、経済的に困難、ネットに夢中、女性が職場を離れたくないなど、さまざまな原因があると指摘する。新華網が伝えた。
▽恋愛が面倒
日本のある結婚コンサルティング会社が2015年に発表した調査結果によると、日本の20代の若者のうち74.3%が「交際相手がいない」と答えた。なお1996年の同調査では、この割合は50%だった。
このほか、内閣府が2015年に若者7000人を対象に行った調査によると、20代の若者のうち、40%が「交際相手を探す気がない」と答えた。その理由について、多くが「恋愛は面倒」、「自分の趣味にもっと時間を費やしたい」と答えた。
▽恋愛・結婚のロールモデルが不足
一部の専門家は、親世代と比べ、日本の今の若者が結婚したがらないのは、両親の結婚生活が幸せでないからであり、同じ過ちを繰り返したくないと思っているためと指摘する。
「恋愛しない若者たち」の著者である牛窪恵氏は「彼らの両親は毎日けんかばかりというわけでも、離婚でもめているわけでもないが、幸せな結婚生活を送っているようにも見えない」と指摘する。
牛窪氏によると、1980年代〜90年代に一世を風靡したようなラブストーリーは今は流行っておらず、若者にとって恋愛のロールモデルがなくなり、恋愛したいという欲望すらなくなってしまったという。
また、インターネットへの過度な依存も、多くの男性が恋愛をしたがらない原因となっている。大学生の中村さんは、「漫画の中では何もかもが完璧。女の子はかわいらしく、男の子はイケメンで強い。自分もこのような世界に暮らしたい」と語る。
しかしひとたび現実に目を向けると、女性の外見には失望し、自分もそれほど優秀ではない。「現実生活に興味はない。動画を見ていれば満足」と中村さん。
▽デートするお金がない
性教育や不妊相談などに従事する民間組織「日本家族計画協会」の北村邦夫氏は「近年、日本は不景気で先の見通しも暗い。これが、若者が恋愛したがらなくなり、性に対する欲求も減った原因だ。特に男性の身体にこの点がはっきりと現れている」と指摘する。
23歳の樋渡さんもそんな1人だ。光ファイバー設備の設置を手がけるアルバイトをしており、月給は15万円。毎月のローンや生活費を差し引くと、2〜5万円しか残らないという。
樋渡さんは「たったこれだけの収入で、自分ひとりの生活もやっとの状態。いい服を買う余裕もない。こんな男を好きになってくれる女性などいるだろうか?」と語る。
ある専門家は、「女性が結婚したがらない原因は男性とはまた異なる。彼女たちは結婚で仕事をやめ、キャリアをあきらめるのが嫌というケースが多い」と指摘する。
21歳の女子大生・里香さんは、恋愛よりも友達同士で集まったりそこからビジネスチャンスを見つける方が楽しいという。彼女の理想はキャリアウーマンになることだ。里香さんは「女だからって、結婚して夫を助け、子どもを育てなければならないと決め付けられる筋合いはない」と語る。(提供/人民網日本語版・翻訳/SN・編集/藤井)
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