ふたのないマンホールに落下し大けがの女性、「酒に酔っていた」ことを理由に治療費の支払いを拒否される―中国

Record China    2016年1月13日(水) 12時30分

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12日、新文化報によると、吉林省長春市でふたのないマンホールに落ちた女性が、酒に酔っていたことを理由に賠償金の支払いを拒否されている。資料写真。

2016年1月12日、新文化報によると、吉林省長春市でふたのないマンホールに落ちた女性が、酒に酔っていたことを理由に賠償金の支払いを拒否されている。

1月1日午後7時過ぎ、劉(リウ)さんは友人の結婚式に出席した後、帰宅する途中に誤って自宅近くのふたのないマンホールに落ちた。マンホールは深さ2メートルほどで、劉さんは左足を膝蓋腱(しつがいけん)断裂、右足を粉砕骨折という大けがを負った。しかし、劉さんは手術費が払えず、10日が経った現在も手術を受けられていない。

劉さんは、「同日午前にはマンホールのふたがあったが、聞いた話では不動産会社が修理した後にふたがなくなったそうだ」として、敷地を管理する不動産会社の責任を追及した。不動産会社は事故後、劉さんに5000元(約9万円)を渡したが、手術費は6〜7万元(約120万円)かかる。劉さんの夫は脳血栓を患い仕事ができず、養わなければならない老人や子どももいる。手術費を払える人はいない。

不動産会社は、「劉さんが事故当時、酒に酔っていなければ落ちることはなかった」と主張し、5000元以上の治療費の支払いを拒否。「劉さんがさらに治療費を請求するのなら、法的な手続きを踏むべきだ」としている。

この件について、中国のネットユーザーからは「この不動産会社は責任を逃れるためにメンツも捨てたな」「強盗のロジックだ」と不動産会社の対応を非難するコメントが多く寄せられている。(翻訳・編集/北田

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