Record China 2016年1月13日(水) 1時30分
拡大
12日、14年4月に修学旅行でセウォル号に乗っていた韓国・檀園高校の生徒らが卒業式に臨んだが、同時開催が計画されていた犠牲者250人の「名誉卒業式」は、行方不明者全員が見つかるまで延期とされた。写真はソウルに設置された追悼施設。
2016年1月12日、韓国・ノーカットニュースなどによると、14年4月に修学旅行で客船セウォル号に乗っていた韓国・檀園高校の生徒ら86人が卒業の日を迎えた。しかし、同時開催が計画されていた犠牲者250人の「名誉卒業式」は、行方不明者全員が見つかるまで延期とされた。
同校は12日午前10時30分から卒業式を行い、当時セウォル号に乗っていた生徒74人と、修学旅行に参加していなかった12人、合わせて86人に卒業証書を授与した。ある教諭は、「犠牲になり共に卒業がかなわなかった生徒もいるため来賓や祝辞も減り、静かな卒業式」になったとし、「生還した生徒にもまだトラウマがあり、父兄らも人目にさらされるのを嫌がる」と、非公開での挙行について説明した。
同校が犠牲になった生徒のためとして同日計画していた名誉卒業式は、遺族らが作る「4・16家族協議会」などの反対で延期となった。協議会は、セウォル号船体が引き揚げられ、行方不明者全員が家族の元に戻るまで卒業式は行わないとしている。
この報道に、韓国のネットユーザーは次のようなコメントを寄せた。
「行方不明の人たちが一日でも早く家族の元に戻れる日が来てほしい」
「早く船体を引き揚げて」
「僕たちは絶対に忘れないよ」
「セウォル号という言葉を聞くだけで、胸が詰まる思いだ。必ず真実を明かさなければならない!」
「なんだかんだ言っても、犠牲になった子どもたちがとにかく哀れだ。政治的に利用することだけはないようにしてほしい」
「恥ずかしい国だ」
「セウォル号はもう政治化され過ぎている。補償金も多過ぎると思う」
「犠牲になった子のためには忘れてはいけないけれど、生還した子のためには過去を忘れて、充実した今を送らせてあげるべきじゃないかな」
「この高校の在校生もかわいそうだ。とても勉学に励む雰囲気にならないだろう」(翻訳・編集/吉金)
この記事のコメントを見る
Record China
2016/1/12
2016/1/6
2016/1/4
2015/12/19
2015/12/29
ピックアップ
we`re
RecordChina
お問い合わせ
Record China・記事へのご意見・お問い合わせはこちら
業務提携
Record Chinaへの業務提携に関するお問い合わせはこちら
この記事のコメントを見る