まず、ある中国のレストランのメニューでは、「四喜[火考]夫(麩の炒め物)」が“Sixi roasted husband”と「旦那」が焼かれてしまっている。これは「旦那」を意味する「夫」が入っていることからまだ理解できるが、別のレストランでは「野山椒牛肉(トウガラシと牛肉の炒め物)」の説明が“You and your family”(あなたとあなたの家族)となっており、まったく意味が分からない。また別のレストランでは、卵の蒸し料理が“Steam eggs with wikipedia”とされ、なぜか「ウィキペディア」が登場する。
そして、台湾のレストランでは、「炒水蓮(水蓮菜という野菜の炒め物)」という料理の説明に“I can’t find on google but it’s delicious”(グーグルでは見つかりませんでしたがおいしいです)と書かれている。これには、メニュー作成者の苦労が感じられる。
こうした間違いには思わず笑ってしまうが、実は日本国内の英語や中国語の表記の中にもネイティブスピーカーにとっては意味が分からないものが多々あるようで、以前には“Please use the restroom beautifully”という日本のトイレの注意書きが利用者から修正されたこともあった。在日中国人は、中国人観光客が増えてからは、店などに意味が理解できない中国語の案内も増えたと話す。
この記事のコメントを見る