南沙試験飛行にベトナム・フィリピンが相次ぎ抗議、中国外交部「コメントするに値しない」―中国紙

Record China    2016年1月14日(木) 12時30分

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14日、中国が南シナ海の南沙諸島の人工島に新設した滑走路で試験飛行を行ったことに、ベトナムとフィリピンがこのほど、相次いで抗議した。写真は試験飛行を行った中国の民間機。

2016年1月14日、中国紙・環球時報によると、中国が南シナ海の南沙(英語名スプラトリー)諸島の永暑(同ファイアリー・クロス)礁に新設した滑走路で試験飛行を行ったことに、ベトナムとフィリピンが相次いで抗議した。

13日付のベトナムメディアによると、同国外務省のレ・ハイ・ビン報道官は12日、「中国外交部報道官の11日の発言における誤りに、ベトナムは強く反論する」と述べた。

中国外交部の洪磊(ホン・レイ)報道官は11日の会見で、中国機がベトナム当局の管轄空域を通告なしに横切る形で飛行し、上空の安全を脅かしているするベトナム側の抗議に対し、「中国は、関連規定と国際慣例に従い、ホーチミン市飛行情報区の管理当局に、試験飛行に関する計画を通告したが、ベトナム側から返答はなかった」とし、「ベトナム側の非難は根拠のないものだ」と述べていた。

これについて、レ・ハイ・ビン報道官は「中国側が述べているいかなる飛行計画も受け取っていない」と反論した。

ベトナム航空当局は、中国機が1月1日から8日までの間に46回にわたってホーチミン市飛行情報区の管轄空域を通告なしに飛行したと主張している。

ロイター通信によると、フィリピン外務省は13日、中国の試験飛行について外交ルートを通じて抗議した。これに対し、洪報道官は同日の会見で、「完全に中国の主権の範囲内のことであり、中国は各国と同様に南シナ海で飛行の自由を有している」とした上で、「フィリピン側の非難はコメントするに値しない」と述べた。(翻訳・編集/柳川)

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