孤立する中国人学生、もっと温かく迎えよう―豪メディア

Record China    2016年1月15日(金) 3時10分

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14日、中国紙・環球時報によると、豪ウェブサイトに「孤立する中国人学生をもっと温かく迎える必要がある」と題する記事が掲載された。写真はシドニー。

2016年1月14日、中国紙・環球時報によると、豪ウェブサイトに「孤立する中国人学生をもっと温かく迎える必要がある」と題する記事が掲載された。

記事によると、豪州の大学では、学生の3分の1が外国人で、そのうち最も多いのが中国人。しかし、中国人学生は現地の学生と交流する場がほとんどなく、友人もできないため、豪州についてよく理解できていないのが現状だという。

記事は、豪州の国際教育制度に戦略的な欠陥があると指摘する。多くの中国人学生が豪州の政治や法を理解できていないことについて、「中国の学生はまったく異なる政治システムの国から来ており、政府や裁判所について異なる認識を持っている」とし、「彼らの多くが卒業後に帰国し、企業や政府機関の重要なポストを担うことを考えて、留学中にある程度の関係する制度について理解させた方がいい」としている。ルールを基礎とする国際秩序への理解を促すことにつながるというのがその理由だ。

このほか、政府や各大学に対して、ホームステイや学生間の交流促進を図るカリキュラムを増やすことで、中国人学生の帰属感を高め、豪州への理解を深めてもらうことも重要であると主張している。

記事は最後に、「中国人留学生は豪州の高等教育システムでは“金のなる木”と見られているが、政府や大学はこうした古い考えから抜け出し、長期的な利益を重視して、中国人学生の教育を改善すべきである」とまとめている。(翻訳・編集/北田

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