2016年1月14日、韓国の小学生が、マンション高層にある自宅の窓から水風船を投げ落とし車2台を破損させたとして、警察の取り調べを受けた。韓国・ノーカットニュースなどが伝えた。

韓国清州市の警察署によると、この日午後1時ごろ、マンションの高層階に住む女子小学生ら2人が、自宅のベランダから水風船10個余りを投げ落とし、地上に駐車してあった車2台の窓ガラスが割れるなどの被害が出た。事件発生直後、警察はマンションを1戸ずつ訪問し捜査、女児らが泣きながら「自分がやった」と名乗り出たため、2人を器物損壊容疑で取り調べた。調べに対し、2人は「（風船の）落ちるスピードを測ろうとしてやった」と供述している。

韓国の現行法では14歳未満は刑事罰の対象とならないため、2人は調査後、保護者に引き渡されている。

韓国では昨年10月に小学生が建物の屋上かられんがを投げ落とし、女性1人が命を落とすという衝撃的な事件が起きた。このとき逮捕された男児がやはり「重力の実験をしていた」などと供述していたことから、今回の事件も韓国ネットで大きな話題となった。

「前の事件と供述がまったく同じだ」

「小学生だからって大目に見るのは良くない」

「人格教育のできない親の責任だ」

「何のために落下速度を測る必要があったんだ？」

「『自由落下』は中学か高校で習うはず。この子たちの供述は信じられない」

「このまま釈放したら今度はもっと悪いことをやりそうだ。科学の実験中と言って、真冬に人に水を浴びせるとか…」

「車が壊れるのを見てもまだ投げ続けたという時点で、まともじゃないよ」

「前のれんがの事件も落下実験という言い訳で片付いたことを知って、今度は子どもたちがそれを利用し始めたんだ。最近の子はこれほどまでに凶悪だ」

「親が言い訳を考えたことは明らか」（翻訳・編集/吉金）