八牧浩行 2016年1月18日(月) 10時10分
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18日、東京株式市場で日経平均株価が続急落。一時前週末に比べ500円近く安い1万6665円を付け、昨年来安値(1万6795円)を大きく下回った。主力株を中心に幅広い銘柄が売られ、ほぼ全面安の展開となっている。写真は東京証券取引所。
2016年1月18日、東京株式市場で日経平均株価が続急落。一時前週末に比べ500円近く安い1万6665円を付けた。昨年来安値(1万6795円)を大きく下回る水準。主力株を中心に幅広い銘柄が売られ、ほぼ全面安の展開となっている。
前週末、ニューヨーク原油先物が約12年2カ月ぶりの安値を付け、欧米株式市場が急落したことで、リスクを回避する動きが拡大した。1ドル=116円台への円高進行も嫌気された。
有力市場筋は「世界経済への先行き不透明感が広がっており、世界各地の株式市場が歯止めがきかない状況に陥っている」と指摘した上で、「世界的な資金余剰(バブル)が米国の『出口戦略』により、はじけ始めた現れ」と分析している。(八牧浩行)
■筆者プロフィール:八牧浩行
1971年時事通信社入社。 編集局経済部記者、ロンドン特派員、経済部長、常務取締役編集局長等を歴任。この間、財界、大蔵省、日銀キャップを務めたほか、欧州、米国、アフリカ、中東、アジア諸国を取材。英国・サッチャー首相、中国・李鵬首相をはじめ多くの首脳と会見。東京都日中友好協会特任顧問。時事総合研究所客員研究員。著・共著に「中国危機ー巨大化するチャイナリスクに備えよ」「寡占支配」「外国為替ハンドブック」など。趣味はマラソン(フルマラソン12回完走=東京マラソン4回)、ヴァイオリン演奏。
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