Record China 2016年1月18日(月) 15時20分
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18日、2014年4月に起こったセウォル号事故で犠牲となった高校生宛てに徴兵検査通知が送られたことについて、韓国兵務庁が遺族を深く傷つけたとして謝罪した。写真はソウル中心部に設置された追悼モニュメント。
2016年1月18日、韓国・ニュース1によると、2014年4月に起こったセウォル号事故で犠牲となった高校生に対し、韓国政府が徴兵検査通知を発送したことが分かり、韓国で問題になっている。
韓国兵務庁はこの日、セウォル号事故犠牲者の元に「徴兵検査日時および場所の選択案内」を送付し遺族の心を深く傷つけたとして謝罪した。同庁は6日、修学旅行でセウォル号に乗っていて犠牲になった壇園高校の生徒のうち、生きていれば今年徴兵検査の対象となったであろう92人に案内文を送付していた。
しかし一見、行政の怠慢によると思われるこの「ミス」の大元には、遺族の多くが死亡届を出していないという事情があった。これでは行政側で死亡者を特定できないため、同庁はやむなく死亡者名簿の提供を高校側に2度求めたが、個人情報保護を理由に拒否されていたのだ。
ニュース1をはじめ韓国の複数のメディアが、「遺族の傷に塩を塗る行為」「まったく配慮のない政府」などの見出しで政府を糾弾する記事を出したが、事情を知った韓国のネットユーザーからは、むしろ遺族の姿勢に疑問を投げ掛ける声が多く寄せられている。
「死亡届を出してないんだから、仕方ないでしょ。兵務庁は何も悪くない」
「死亡届を出さなくても済んでしまうなんて、韓国は本当に法治国家なのか?」
「行政職員にそこまで求めるのは無理だよ」
「これは遺族側のミス」
「死んだ人の死亡届が出されてないとは、もう笑い話だよ。幽霊か?」
「いつまで犠牲者のつもり?血圧が上がるニュースだ」
「嫌な話だ。セウォル号関連のあらゆる残務整理をする専任部署を作ればいいのでは?」
「むしろこれで通知が届かない方が、手続き上よほど問題があるということ」
「何かというと政府批判の記事ばかり」
「社会による配慮を権利と錯覚するのも、たいがいにすべきだ」(翻訳・編集/吉金)
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