Record China 2016年1月19日(火) 13時50分
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18日、フィリピン紙フィルスターは、フィリピンの航空機が南シナ海・南沙諸島のパグアサ島付近を飛行中、中国海軍を名乗る発信元から警告信号を受け取ったと報じた。写真はフィリピン国旗。
2016年1月18日、フィリピン紙フィルスターは、フィリピンの航空機が南シナ海・南沙諸島のパグアサ島付近を飛行中、中国海軍を名乗る発信元から警告信号を受け取ったと報じた。同日付で環球網が伝えた。
現地の民間航空協会によると問題が起きたのは今月7日で、同協会関係者が航空機の安全設備に対する試験飛行を行っている時に「当方の安全を脅かす行為」と非難する警告を受信、機体はその後も引き返すことなく飛行を続けた。
南沙諸島で3番目の大きさを誇るパグアサ島は中国などが領有権を主張する中、フィリピンが1971年から実効支配している。マニラからの距離は約800キロ。近年は島の兵力を増強し続けており、島に対する支配力を強化する狙いがあるとみられている。
この島をめぐっては先月末にフィリピン人の若者47人が上陸し、中国の南シナ海における領有権主張に抗議。中国外交部は「パグアサ島を含め、中国は南沙諸島に対して争いようのない主権を持っている」「中国とフィリピンとの関係に不利益がもたらされないよう、一切の人員と設備を撤去するよう要求する」などと発言している。(翻訳・編集/野谷)
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